エコジョーズ給湯器は従来型給湯器よりどのくらいガス代を削減できる？
エコジョーズは従来型に比べると熱効率が良く、ランニングコストを抑えられるという事は今では広く知られています。
一方でエコジョーズは従来型に比べると工事費や給湯器本体が高く、初期費用が高くなってしまうというデメリットもあります。
ここでは抑えられるランニングコスト（年間のガス代）と初期費用、給湯器の寿命の観点から、あなたはエコジョーズにした方がいいのか、それとも従来型にした方がいいのかを説明させていただきます。
①エコジョーズの熱効率向上によるガス代削減効果
まずは念のため、エコジョーズとは何かということを説明します。
エコジョーズとは簡単に言うと「今まで捨てていた排気の熱を再利用し、お水を予熱することでガス代を抑える」給湯器です。
（リンナイ給湯器総合カタログより抜粋）
ではどのくらいの熱効率がアップしたのかというと、従来型は80％に対し、エコジョーズは15％アップの95％となりました。
（一般戸建て住宅の取り付けられている追い炊き付き給湯器24号の場合）
ただし、熱効率が15％アップしたからガス代が15％削減できるという分けではありません。
一般家庭のガス代の割合としては「ガスコンロ：給湯器＝約２０％：約８０％」となっています。
つまり、エコジョーズに変えると、ご家庭のガス代の約12％は削減することができます。
総務省統計局の家計調査によると一般的な３人家族のご家庭のガス代は年間約７万円というデータから、年間で約8,400円のガス代節約することができます。（２人暮らしの場合は約7,400円節約）
そして一般的な給湯器の寿命は10年と言われていますので、トータルで8,400円×10年＝84,000円削減することができる計算となります。
しかし、ここで気になるのが給湯器交換の初期費用です。
給湯器交換の初期費用が84,000円よりも高くなれば本も子もありません。
ここがポイント
・給湯器を従来型からエコジョーズに変えると、10年で84,000円（3人家族）削減することができる
②ガス代が削減されても初期費用が高ければ意味がない
エコジョーズに変えると削減できるガス代は、説明した通り3人家族で84,000円（10年）です。
初期費用が84,000円以下であればエコジョーズにする方がお得になります。
では従来型とエコジョーズの給湯器の交換費用はどうなのか、一般的な戸建て住宅の壁掛け型の追い炊き付き給湯器で比較してみます。
（リンナイ給湯器24号の場合）
【A社従来型】
込々価格（税込）：162,000円
【A社エコジョーズ】
込々価格（税込）：183,000円
差額：19,000円
【B社従来型】
込々価格（税込）：181,000円
【B社エコジョーズ】
込々価格（税込）：198,000円
差額：17,000円
インターネットで各社の金額を調べると、エコジョーズと従来型の初期費用の差は約2-3万円程度となります。
年間約8,400円のガス代を節約できると考えると、約3年で初期費用の差は回収することができます。
つまり、どこで給湯器交換を依頼する場合でも従来型の給湯器よりもエコジョーズにする方が断然お得になります。
ここがポイント
・どこの会社に依頼する場合でも、エコジョーズの方が断然特になる
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