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給湯器取り替え“ぼったくり”事例集

あなたは給湯器を取り替えるなら、どこに依頼しますか。

地元のリフォーム会社、CMにも出ている全国展開している会社、○○ガスなどのガス会社、様々な依頼先があります。

 

「給湯器取り替えのぼったくりが怖いから、知らない業者より知名度がある業者に依頼したい」という方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、その某大手会社がぼったくり工事をしている実態があります。

これは関西でも関東でも全く同じ手口です。

 

ではなぜこのようなことが起きてしまうのか…

元締めとなる親会社からのノルマがキツイということが挙げられます。

 

ノルマを達成するためには、時にはブランド名を武器にお客様を騙す必要があります。

 

ではどのようなぼったくりが過去にあったか、私の経験上のお話をさせていただきます。

 

①不要な機能が付いた高額給湯器の売りつけ

 

一番多い手口が「不要な機能が付いた高額給湯器の売りつけ」です。

“不要な機能”とはずばり、「暖房機能」です。

暖房機能付き給湯器というのは、ガス式の床暖房やガス式の浴室乾燥暖房機などがある場合に取り付けます。

しかし、ぼったくり業者の多くは高額な暖房機能付き給湯器を取り付けて、給湯器の温水行き戻りの接続部分をキャップで塞いでいます。

 

これは給湯器の下を覗くとわかりますが、給湯器左下にキャップが取り付けられていたら、次回はその業者に依頼するのは止めた方がいいかと思われます。

 

 

また、キッチン専用で取り付けられている給湯器も、給湯専用ではないものが取り付けられていることもあります。

下の写真はキッチンにしか配管されていない給湯器ですが、追い炊き機能付きの給湯器が取り付けられ、追い炊きの接続部はキャップで塞がれています。

 

 

このように、相見積もりを取ったりインターネットで調べない方は、高額な給湯器を売りつけられるケースが多く見受けられます。

口述としては「ゆくゆくは浴室乾燥暖房機などを取り付けられるように、暖房機能付き給湯器付けときましょう!浴室乾燥暖房機を付けるとヒートショックの予防にもなりますのでね。」などです。

ちなみに、今現在の給湯器が追い炊き機能付きしかなく、ガス式の浴室乾燥暖房機を取り付ける場合は、暖房機能付き給湯器に取り替えるのではなく、既存給湯器の横に“熱源機”を取り付ければ問題は解決します。

 

ぼったくり業者としては暖房機能付き給湯器を売って利益を上げ、定期点検という名のセールスで「現在暖房機能付きの給湯器が付いていますので、浴室乾燥暖房機を付けませんか?」など、床暖房や浴室乾燥暖房機を提案して来るというスキームなのかと思われます。

 

以上のように私の経験上、最も多いぼったくりの手口が「不要な機能が付いている給湯器を売りつけられる」でした。

 
ここがポイント

・給湯器の配管部分を確認してどこかをキャップで塞がれていたら、今後その業者には給湯器取り替えの依頼はしない方がいい

 
 

②不必要な工事を強いられる

 

これも某大手会社の営業マンによっては工事単価を吊り上げるために行っている手口です。

不要な工事とは、「不必要な配管の移設を行う」「不必要な部材の交換を行う」です。

 

必要か不必要かの判断は難しいかと思いますが、配管接続位置が変わる際に行う「配管の延長」は必要な項目となります。

「必要な部材の交換」とはパッキン交換やガスホースの交換などが挙げられます。

 

不必要な配管の移設とは「壁掛けタイプ」の給湯器からわざわざ「据え置きタイプ」に変更したり、「据え置き架台を設置して壁掛けタイプの給湯器を乗せる」などが挙げられます。

なお、お客様の希望で「据え置きタイプ」の給湯器が邪魔で犬走(路地)が通りにくいから壁掛けにして欲しいという場合は必要な配管の移設となります。

 

下の写真は不必要な配管の移設があった給湯器です。

元々は壁掛けタイプの給湯器が設置されていましたが、“わざわざ”ブロックを置いて据え置き台を置いて、その上に給湯器が付けられていました。

給湯器が上から下に変更されるので、必然的に不必要な配管の移設や延長が発生してきます。

恐らくこれだけで5-8万円は単価がアップしています。

 

 

 

このようなケースは稀ですが、中には酷い提案をしてくる営業マンもいることを頭の片隅にいれておいてください。

 

他には給湯器の取替に伴って「追い炊き循環アダプターの交換が必要」と言われた方もいらっしゃいました。

追い炊き循環アダプターとは、浴槽の中にあるお湯がでてくる丸いアレです。

 

「ウルトラファインバブル付の追い炊き循環アダプターに変えたい」というご要望があれば話は別ですが、当時はそのようなものはありませんでした。

そこのお客様は在来のタイル張りの浴槽だったので、もしこのような工事を依頼していた場合は、追い炊き循環アダプターの取替で外壁のモルタルを一部切り取ってアダプターと樹脂管(配管)を交換し、左官補修と塗装補修が必要となっていたでしょう。工事単価としては約10万円ほどのアップです。

 

工事内容を把握してくださいとは言いませんが、せめて相見積もりを取ったり、知り合いに聞いたりして、その人が言っていることは本当なのかどうかを判断するようにしてください。

 

ここがポイント

・給湯器の取替はどのような機能でも同じタイプ(壁掛け・据え置き等)で対応可能

・給湯器の移設はお客様の要望が無い限りはしなくてもいい

 

③定期点検という名の悪徳セールス

 

最後にご紹介する事例としては某大手会社の定期点検商法です。

 

お客様のあなたからすると「ガス機器は爆発などが怖いから定期的に点検してくれると安心」と思っているかと思いますが、彼らの目的は単純にセールスです。

ちなみに、法的に定期点検が定められているのは10年程度に1回とされており、取付業者ではなく製造メーカーによる点検となっています。

 

勿論取付業者もガス漏れや水漏れなども確認してくれますが、中には定期点検と偽って何かを壊して帰る人もいます(本当に恐ろしい…)。

 

過去に給湯器が壊れたというお客様のところに出向いたことがあります。そこでは給湯器の正面パネルを開いて見ると、配線の一部がペンチなどで綺麗にカットされていました。

 

(写真はイメージです)

 

「給湯器の中の線が切られていましたが、もしかして〇〇の定期点検が来ましたか?」と私が訪ねると、昨日定期点検が行われたとのことでした。

 

営業マンの中にはノルマ達成のために定期点検を利用して給湯器内部をいじり、故障させて交換を迫る人もいます。

ですので、定期点検はしてもらってもいいですが、給湯器やガスコンロの水漏れ、ガス漏れだけチェックしてもらうようにしてください。

給湯器のパネルを開けたり色々とガチャガチャされないように常に監視をすることもお勧めします。

 

ここがポイント

・定期点検中はセールスマンから目を離すな

 

 

 

これらの話は私たちリフォーム業界では有名な話で、実話に基づいて紹介させていただきました。

ブランド名ばかりに目を奪われず、見積り内容や工事内容を鵜呑みにせず、相見積もりをとったり家族と相談するなどをしていただくことで、ぼったくり被害に遭わなくてすみます。

 

千葉県市川市や船橋市周辺で給湯器取り替え工事でお困りの事がいらっしゃったら是非とも弊社までお問合せ下さいませ。

相見積り大歓迎ですので、「費用を抑えたい!」「しっかりと施工して欲しい!」という方はお気軽にご相談くださいませ☆

 

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