マンションのユニットバスも汚れが落ちにくくなったり、古くなったりしてリフォームを考えている方も多いかと思われます。中古マンションを購入された方なら必ずと言っていいほど新しくしますよね。

ではいったいマンションのユニットバスを取替えようと思うとどのくらいの費用がかかるのか、サイズと商品、施工費の相場を説明していきます。

あなたのお悩み
  1. ユニットバス取替の相場は分かるけど、施工費用の相場はあるの?
  2. ユニットバスリフォームのチラシがよく入っているけど、チラシに載っている費用でリフォームできるの?
  3. マンションでユニットバスをリフォームする際の注意点は?
  4. マンションユニットバスリフォームの業者選びのポイントは?

マンションユニットバスのサイズ

 マンションのユニットバスにもサイズがあります。1216サイズ、1416サイズ、1418サイズなどチラシなどで見たことがあるかと思います。“1216”サイズというとユニットバスの内寸が短辺120cm×長辺160cmのサイズということになります。

 あなたもマンションのユニットバスリフォームを考えておられるのであれば、一度メジャーでユニットバスの横幅と奥行きを測ってみてください。するとあなたの家のユニットバスのサイズがわかり、インターネットで相場を調べることができます。

ここがポイント

  • ユニットバスの1216や1418などの数字は短辺×長辺のサイズを表している

ユニットバスの種類とグレードと相場

 マンションのユニットバスは様々なメーカーと様々なグレードがあり、チラシやインターネットに載っているユニットバスは一概に比較することができません。メーカーもTOTO、LIXIL、パナソニック、トクラス、ハウステック等様々なメーカーがあります。

 マンション用のユニットバスは各メーカー1~2種類のユニットバスがあり、その中でもグレードが5つ程に分かれます。マンション用ユニットバスのシリーズと値引き率の相場を下に記します。マンション用のユニットバスもグレードが高い商品は値引き率が低くなる傾向にあります。

TOTO

WHシリーズ:シンプルでお求めやすい商品。サイズが1014~1216サイズと小さいものしかない。

WTシリーズ:こちらもシンプルなタイプ。サイズはバリエーションが増え、1116~1418サイズまで豊富に取り扱っている。

WBシリーズ:スタンダードグレード。

WGシリーズ:洗い場の床がフワフワする人気商品“ほっカラリ床”を採用。TOTOと言えばこの商品です。

シンラ:TOTOの最高級グレード。カタログで憧れを抱くが、ショールーム展示セットの価格を見ると目が飛び出る。最高級のリラックスをしたいならこれ。

LIXIL

BHシリーズ:集合住宅用のお手頃価格の商品で、小さなサイズのみ。

ソレオ:滅多に出ない商品。定価は安いのに仕入れが高い為、あまり売れないしリフォーム会社も提案もしない。

リノビオV:一般的によく選ばれている商品。

スパージュ:肩湯や打たせ湯を真っ先に商品化した先駆商品。ショールームで見るとテンションが上がるが、目玉が飛び出す。

パナソニック

イークス:シンプルですがスタイリッシュなデザイン。

MR-X:一般的によく選ばれているグレード。

MR:掃除のしやすさに拘った商品。中級グレード。

リフォムス:バリアフリーにも対応した商品。

トクラス

ヴィタール:人工大理石の質は業界ナンバーワン。丸みを帯びた柔らかなデザイン。

ハウステック

ソフィアス:ユニットバスリフォームコストを抑える候補。お求めやすい商品。

ここがポイント

  • グレードが高いシリーズは値引き率が低い

マンションユニットバスリフォーム工事費の相場

 何となくマンション用のユニットバスの商品代は分かったけど、チラシやインターネットを見ても工事費が不透明ですよね。マンションのユニットバスをリフォームしようとすると、工事費用の内訳としては「解体工事費用」「配管工事費用」「電気工事費用」「ユニットバス設置費用」「大工工事費用」「内装工事費用」「その他工事費用」が必要となります。それでは一つ一つ内訳と費用の相場を説明していきます。

解体工事費用の相場

 ユニットバスからユニットバスに変更する際は、養生を行った後は解体工事を行います。この解体費用の相場は30,000~40,000円程度となります。ユニットバス自体は1人でも解体はできますが、搬出作業となると2人必要となりますので、2人での作業となります。

解体範囲としてはユニットバス出入り口周囲の壁も解体する必要があります。また、ユニットバス出入り口のすぐ横に洗面台などがある場合、その脱着も必要となります。

配管工事費用の相場

 ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合であっても給水管や給湯管、排水管の位置が変わりますので、再度配管を行う必要があります。

このマンションユニットバスの配管費用の相場としては35,000~45,000円程となります。なお、追炊き循環アダプターも交換する場合が多いので、交換する場合追加で10,000円程必要となります。

電気工事費用の相場

 ユニットバスを取替える場合、新しく電気線を配線する必要はありません。換気扇、照明、リモコンが今現在もついていて、次も同様に換気扇、照明、リモコンが付く場合は配線は再利用できます。

なお、換気扇を電気式の浴室乾燥暖房機にする場合は専用回路が必要となりますので、電気のブレーカー(分電盤)から新たに電気線を1本配線してくる必要があります。専用回路を引っ張る工事費用の相場は12,000~18,000円程となりますが、すぐ隣の洗面室に分電盤があることが多く、その場合は作業が楽になりますので、費用交渉をしてみてもいいかもしれません。

 その他に必要な電気工事は「電気接続工事」です。換気扇や照明に電源を接続したり、出入り口のスイッチを取り付けたりする工事で、その工事費用は10,000~15,000円程が相場となっています。

ユニットバス組立費用の相場

 ユニットバスを組み立てるのはリフォーム会社がメーカーに依頼するか(メーカー施工)、ユニットバス組みの職人に直接依頼するかによって若干変わります。

メーカーに依頼して、メーカーから依頼された職人がユニットバスを組み立てる場合は、80,000~90,000円が相場となります。ユニットバスの職人に直接依頼する場合は60,000~70,000円が相場となります。

 なお、メーカー施工の場合は何か商品に問題が発生した場合は保証を受けることができますが、メーカー施工でない場合(メーカーの仕様通りに施工されていない場合)は保証を受けることができないこともありますのでご注意ください。しかし、どうしてもメーカーの規定から外れる施工をしないといけない場合が出てきますので、そこは営業マンと話し合って了承するようにしてください。

 ユニットバス組立費用の見積もり明細には、組立費用と接続費用が合算されて記載されていることもありますので、相見積もりで一概にA社は高い、B社は安いと判断しないようにしてください。接続費用とは水栓に給水給湯管を接続したり、追炊き管を接続する工事です。この接続はユニットバスが組み終わってから別の設備職人が(わざわざ)来ないといけないので、やはり費用はかかります。接続費用の相場としては10,000円~15,000円程度となります。

大工事費用の相場

 ユニットバスを取替える場合、ユニットバスの出入り口周りの壁を解体する必要があります。その為、ユニットバスを取替えた後は再度周囲の壁を作り、ユニットバス出入り口周りの枠を取り付けます。

ユニットバス出入り口周囲のみの作業であれば、大工工事費用としては48,000~58,000円が相場となります。ユニットバス出入り口の額縁・材料費と大工施工費を分けて見積もりする場合がありますが、その場合は材料費20000円、施工費28,000~38,000円程となります。

ユニットバス取替時の大工工事の注意点としては、たまにユニットバス出入り口の枠材に耐水性の無い枠材を使用している家もありますが、枠材は樹脂製を使用するようにしてくださいね。

内装工事費用の相場

 ユニットバス取替に伴って、最小限に抑えても洗面室のユニットバス側の壁1面は壁紙を張り替えないといけません。1面のみ張り替える場合であっても職人が来て作業をしますので15,000円~20,000円は必要となります。

ユニットバス取替に伴って洗面室全面(天井壁床)の内装工事を行う方も多いのですが、その場合内装工事費用の相場としては45,000~55,000円となりますが、洗面台や洗濯パンなどの脱着作業(28,000~38,000)が必要となります。

その他工事費用の相場

 マンションをリフォームする場合、管理組合への申請が必要な場合がほとんどです。工事期間や内容などを書いた用紙を届けるだけで良い場合と、周辺住民に近隣挨拶を行い、承諾書に押印してもらわないといけない場合があります。これらの申請費としては数千円程となります。

その他には養生費用が発生します。室内の床などが傷付かないようにマットを敷いたり、共用部の廊下やエレベーターを養生する必要があります。その養生費の費用としては10,000~20,000円が相場となっています。

マンションユニットバスリフォームの注意点

 ユニットバスリフォームを行う場合の注意点としては、ありません。

また、マンションによく施工費込みのユニットバスリフォームのチラシが投函されているかと思われます。戸建て住宅であれば追加費用が発生することが多いのですが、ごく普通のマンションのユニットバスであれば追加費用はほとんど発生しません(チラシに含まれている内容によりますが…)。

マンションは解体した後のトラブルが少なく、非常に予測がしやすく、工程や人数も計算しやすいのです。戸建て住宅であればタイル張りの浴室の解体に予想以上に手こずったり、不測の事態がよく起こります。マンションはこのような不測の事態が少ないのでチラシの金額の精度は高くなっています。

ですのでユニットバスのサイズをしっかりと確認して予算を立て、予算が合えばチラシのリフォーム会社に頼んでも問題は無いかと思います。ただし、大概はグレードが低い商品が入っていますので、グレードアップする分の予算も組むようにしてください。

 ただし、最小限の費用で行いたい場合ユニットバスを広げたい場合ユニットバスの仕上がり・納まり寸法や工事技術、施工方法などを知っていない営業マンに依頼すると失敗する可能性もあるので、変則的な工事を行う場合は営業マン選び(≠会社選び)はしっかりと行うようにしてください

ここがポイント

  • マンションのユニットバスリフォームは不測の事態が起きにくい
  • チラシの工事費などの精度は、マンションの場合高い
  • 普通のユニットバスの取替は新人でも提案が可能だが、変則的なリフォームとなると失敗する

まとめ
  1. ユニットバスの1216や1418などの数字は短辺×長辺のサイズを表している
  2. グレードが高いシリーズは値引き率が低い
  3. マンションのユニットバスリフォームは不測の事態が起きにくい
  4. チラシの工事費などの精度は、マンションの場合高い
  5. 普通のユニットバスの取替は新人でも提案が可能だが、変則的なリフォームとなると失敗する