「トイレが古くなり、掃除がしにくくなった、流れるお水の量が気になってきた。」そんなことを思いながらトイレリフォームをしようと考えている方も多いはずです。

トイレだけの取替であればチラシやインターネットで相場は分かるけど、内装も手洗い器も照明も全部替えたい!壁もボロボロと落ちる土壁から壁紙に替えたい!そのような方はどのサイトを見ても相場は載っていませんよね。

ここではトイレ全面リフォームの施工費や商品代の相場を各ケースごとに解説していきます。トイレだけじゃなくてその他のアイテムも替えたいと思っている方は必見です。

あなたのお悩み
  1. トイレ取替の相場は分かるけど、施工費用の相場はあるの?
  2. トイレだけではなく、トイレ全面リフォームしたい!
  3. タンク付きトイレからタンクレストイレに変更する際の相場費用は?

トイレ商品代の相場

まずはトイレ本体の商品の相場です。

 トイレを大きく分けると「タンク付きトイレ」と「タンクレストイレ」の2種類に分けることができます。タンク付きトイレは従来通りの水を貯めるタンクが背中に付いているタイプで、タンクレストイレはよくCMなどに出てくるスマートなやつです。

 タンク付きトイレは大体定価10万円程度で、値引き率としては50~40%OFFが相場となっています。ただし、通常タンク付きトイレは便座が別売りとなっています。普通便座であれば1万円程度で30%OFF、シャワートイレ、ウォシュレット等(以下、ウォシュレット)はメーカー正規品で定価約8万~18万円程で、値引き率としては30OFFが相場です。ウォシュレットの価格帯としては家電量販品のような2万円台の安価なものから、しっかりとしたメーカー正規品まで幅広くなっており、定価で8~10万円程度のものがよく選ばれています。

 タンクレストイレは定価で約28~40万円程で、値引き率の相場は30%OFFとなっています。タンクレストイレはグレードが様々ありますが、よく出るなぁと思うタンクレストイレは定価で30万円程です。

 人気商品は収納付きのタンクレス風トイレです。ぱっと見はタンクレストイレに見えますが、実はタンクは収納の中に隠れているのです。両サイドの扉を開けるとトイレットペーパーや掃除道具を隠すことができます。

 トイレの種類も沢山ありますので、トイレリフォームを考えている方は一度メーカーカタログをご覧ください。沢山グレードや種類があるので、チラシやインターネットで見てトイレリフォーム費用を比較することができないということが分かるはずです。

LIXILトイレリフォームカタログ

TOTOトイレリフォームカタログ

パナソニックトイレリフォームカタログ

ここがポイント
  • タンク付きトイレの商品代は安いけど、便座が別売りなので注意!
  • 商品グレードが沢山あり、チラシやインターネットだけでは比較できない!

手洗い器、紙巻き器等の相場

 トイレだけではなく、トイレリフォームを行う方の多くは紙巻き器やタオル掛けなどのアクセサリーも新しくする方が多くいらっしゃいます。また、手洗い器も新しくしたり、手洗い器を新設したりする方もいらっしゃいます。

アクセサリー類はメーカーのカタログをご覧いただくと、様々な種類があり、価格帯にも約3,000円~40,000円とバラツキがあることがわかります。

LIXILトイレリフォームカタログ

TOTOトイレリフォームカタログ

 紙巻き器でよく選ばれる種類は定価で8,000円程の2連式のタイプで上に小さなカウンターが乗っているタイプです。タオル掛けは定価で約3,000~15,000円程で丸型、四角型とありますが、これは好みによって変わります。「丸形だとタオルがよれる…」「四角型だとタオルを半分に折らないといけない…」様々な意見があります。

アクセサリー類の値引き率の相場は30%OFFです。

 次に手洗い器ですが、こちらもグレードがあり、価格帯も様々です。定価で約20,000~440,000円のバラツキがあります。これは手洗い器のみなのか収納付きのキャビネットタイプにするのかカウンターを付けるのか、水栓のグレードなどによって変わります。よく選ばれる手洗い器はシンプルに手洗い器とミラー、カウンターと二連紙巻き器がセットになったもので、定価は約9万円程となります。値引き率の相場としては30%OFFとなります。

タンク付きトイレからタンクレストイレにする場合、タンクの手洗い器が無くなりますので手洗い器を新設する必要があります。また、高齢者がいる家に関しては,手洗い器を別途設けておいた方が動作も楽で安心です。

ここがポイント
  • アクセサリー類はそれほど高くない
  • トイレ手洗い器も価格帯はバラバラ、好みと予算に合わせて選んでください

トイレ全面リフォーム費用の相場

トイレ取替費用の相場

 標準的なトイレ取替費用の相場は20,000~25,000円程です。便器の後ろに収納が付いているタイプのトイレであれば、少々手間がかかりますので30,000円まで予算を組んでおいた方が無難です。

また、ウォシュレット取り付け費を分けて見積もりに記載する場合もありますが、ウォシュレット単体を取り付ける場合、その施工費の相場は7,000~10,000程となります。アクセサリー類の取付もリフォーム業者によっては請求することもありますが、約3,000~5,000円が相場となります。

トイレ取替費用は戸建て住宅であってもマンションであっても同じです。マンションの方が少々作業時間はかかりますが、基本的には費用は変わりません。

隅付けタンクから一般的なトイレへ変更する場合

 隅付けタンク式は写真のように壁の隅っこに三角形のタンクが付いているものです。トイレが狭い場合に多く見られます。

この隅付けタンクから再度隅付けタンクへ取替える場合は、通常のトイレの取替費用で取替可能ですが、隅付けタンクから一般的な背面にタンクがあるトイレに変更する場合は少々費用が上がります。

隅付けタンクである場合、次のトイレのタンクの後ろに給水管があるため、その給水管を移設してあげる必要があります。壁や床を解体しないのであれば、プラスで7,000円~15,000円程度は必要となってきます。

手洗い器新設工事費用の相場

 手洗い器を新設する場合、手洗い器用にお水と排水を配管してあげる必要があります。給排水管を配管しようと思うと床を解体する必要がありますが、タンクレストイレの中には床を解体せずに、トイレから給水と排水管を分岐できる商品もあります。ここでは床を解体して床下で配管を行う場合の費用の相場を説明していきます。

床下で配管しする場合に必要な工事項目は「解体費」「配管工事」「大工工事」「内装工事」です。

まず解体費ですが、床がタイルの場合の解体費用の相場は約20,000円~30,000円となります。見積もり明細には解体費と搬出費を分けて書く場合もあります。床が木材である場合は、作業時間としては10分~20分程度なので解体費用の相場は数千円もしくは0円です。

配管工事は給水管と排水管をトイレから分岐させて配管しますが、それだけでも設備職人に依頼すると35,000円程は必要となります。しかし、トイレ設置と一緒に設備職人に頼むことで約15,000~20,000円まで交渉は可能です。

大工工事は床がタイル下地であった場合は0から下地を作っていかないといけませんので、大工工事費用の相場は約40,000~45,000円となります。床が木材であった場合は、根太を一部取り付けて捲った床をそのまま使ったり、部分的に補修することもできるので、そのように簡単に補修できる場合は数千円~10,000円程度が相場となります。

内装工事は床にクッションフロアを張る工事で、内装職人を呼ぶ場合は約20,000~28,000円が相場となります。クッションフロアも張れてトイレも設置できる多機能工であれば約10,000~18,000円が相場となります。

このようにリフォーム会社がどのような職人に依頼しているかによって工事費用が変わってきますので、トイレ取替以外の工事が絡むトイレリフォームをする場合、リフォーム会社選びは慎重にしないといけませんね。

電気工事費用の相場

 ウォシュレットを取り付けたりタンクレストイレを取り付けたりする場合、コンセントが必要ですが、便所の中にコンセントが無い場合があります。そのような場合は隣の部屋などのコンセントや外の給湯器のコンセントから100ボルトのコンセントを分岐して引っ張ってくる必要があります。

コンセントの位置にもよりますが大概は一部露出配線(壁を這わしてカバーを付ける)となり、電気工事費用の相場は約10,000~15,000円となります。

天井をスッキリ見せるために照明をダウンライトにする場合、約6,000~12,000円が相場となります。また、壁紙を張り替える工事を行うのであれば、壁につけるタイプの照明に変更することも可能です。

壁紙、クッションフロア張替え工事費用の相場

 現在の便所が洋風で、天井・壁が壁紙、床がクッションフロアの場合、トイレの取替に伴って壁紙も替えてリフレッシュしようという方が多くいらっしゃいます。

天井・壁・床の内装を全て貼り替える場合、約38,000~45,000円が相場となります。

なお、便器を取替えると、新しい便器の接地部分が大概小さくなりますので、古い便器の跡型が付いたり汚れや色褪せが目立ちます。便器を取替える場合は最低でもクッションフロアだけでも張り替えるようにしてください

クッションフロア張替え費用は先述しましたが、内装職人を呼ぶ場合は20,000~28,000円程度が相場となり、クッションフロアも張れてトイレも設置できる多機能工であれば10,000~18,000円程度が相場となります。

和風の壁から洋風の壁への変更工事の相場

 今現在、便所の壁が綿壁(少しフワフワした材料)やシックイ、ジュラク(ボロボロ落ちる土壁)などで、柱が丸見え、天井は和風の木目柄の板張りのタイプの便所も沢山あります。そのような和風の便所を洋風に変更する場合の相場、費用を説明していきます。

大工工事で壁と天井の下地を作っていきますが、日数としては状況によりけりですが丸1日はかかります(トイレ床造作も行う場合がほとんどですので、実際は2日)。窓が1か所ある便所を想定すると、壁と天井下地工事費用の相場としては45,000~65,000円程となります。

大工工事が終わったら次は内装工事です。内装工事費用は先述の通り、天井・壁・床の内装を全て貼り替える場合、38,000~45,000円程度が相場となります。

タイル床からクッションフロア等への変更工事の相場

 タイル床からクッションフロアーや塩ビタイルに変更する場合の相場費用を説明いたします。

今現在、便所の床がタイル床の場合、タイル床を解体する必要があります。タイルの下は土ですので、湿気が上がらない高さまで土を掘って搬出します。その搬出も含めた作業の費用が2人で2、3時間程度かかりますので、20,000~30,000円程となります。

そこから大工工事が必要となり、床下地工事費用としては40,000~45,000円程度が相場となります。

なお、タイル床の上にモルタル等を流して左官工事で平坦にし、そのモルタルのにクッションフロアなどを張る方法もあります。左官工事でクッションフロア下地を作る場合は40,000~60,000円程が相場となります。解体費が不要となるのでコストは下がりますが、トイレを丸1日仕様できなくなります。

次にクッションフロア張りの相場は先述の通り、内装職人を呼ぶ場合は20,000~28,000円程度が相場となり、クッションフロアも張れてトイレも設置できる多機能工であれば10,000~18,000円程度が相場となります。塩ビタイルを張る場合は種類にもよりますがプラスで10,000~15,000円程度となります。

トイレ全面リフォームを行う際の注意点

 トイレ単体を取替える場合は、どこに頼んでも品質は同じです。品質が同じであれば費用は安くて保証が付いている方がいいですよね。

チラシやインターネットでは破格の値段を掲載していますが、しっかりとメーカーと便器の種類、グレードを確認するようにしてくださいね。そして大概チラシに掲載されている費用では収まりませんので、実際の見積もりを見てガッカリしないようにだけしてくださいね。

また、トイレ全面リフォームとなると、訳の分からないネットの業者や家電量販店に依頼するのではなく、地域のリフォーム会社に依頼する方が安心です。上記の通り、リフォーム会社が依頼している職人や営業マンの段取りによって費用は大きく変わりますし、商品以外の知識が必要となります。

ここがポイント

  • トイレ単品の取替の場合、品質はどこに頼んでも同じだから、安くて保証が付いている方が良い
  • チラシに載っているトイレは、大概はチラシ通りの費用には収まらない
  • トイレ取替以外の工事が絡む場合は地域のリフォーム会社に頼めば安信

まとめ
  1. タンク付きトイレの商品代は安いけど、便座が別売りなので注意!
  2. トイレは商品グレードが沢山あり、チラシやインターネットの情報だけでは比較できない!
  3. アクセサリー類はそれほど高くない
  4. トイレ手洗い器も価格帯はバラバラ、好みと予算に合わせて選んでください
  5. トイレ単品の取替の場合、品質はどこに頼んでも同じだから、安くて保証が付いている方が良い
  6. チラシに載っているトイレは、大概はチラシ通りの費用には収まらない
  7. トイレ取替以外の工事が絡む場合は地域のリフォーム会社に頼めば安信
  8. ちなみに多機能工を抱えているリフォーム会社は安い傾向