インターネットや訪問販売などで「無料で外壁塗装ができます」「無料で屋根修理ができます」という情報をよく目にします。また、ひどい場合「自由に使えるお金が手に入りますよ」などという口述であなたの心理を揺さぶってきます。

 これらは火災保険を利用した修理工事であり、嘘ではなく本当に実質無料で台風などの被害箇所を修理することができます。しかし、中には火災保険会社に不正申請してお金を手にする調査会社も多いのが現実です。

不正申請をし、不正が数年後であっても見つかった場合は返金命令される可能性もありますそしてあなたも詐欺罪として訴えられます

このようにあなたを詐欺の共同犯にしようと企む業者が多く、実際に被害に遭っている方や、逮捕された方も多いので、あなたも騙されないように最低限の知識は必要です。

ここではあなたが騙されないように、詐欺師にならないようにその対策などを説明していきます。

あなたのお悩み
  1. 調査会社がなんだか怪しい
  2. 多額の保険金を手にしたけど、なんだか怖い

本当に無料で修理はできるの?

  火災保険は「火災」のみではく、水害や台風、突風、落雷など様々な自然災害に対応しており、実際に台風被害があれば保険金を申請し、実質無料で修理することができます

波板が割れた・飛んで行った、瓦がズレた・落ちた、伸縮ゲートが壊れた、外壁に物が当たって凹んだ…等、台風被害であれば保険会社へ申請することができ、実質無料で修理できます。

ただし、「無料で外壁塗装」はできません。たとえ外壁に飛散物が当たり、傷が付いたとしても部分的、もしくは外壁1面のみの塗装補修となります。

 ですので、「無料で外壁塗装ができます」とうたっている業者は要注意です。外壁塗装を行おうとすると、足場代も含めて80万円程度は必要ですのですが、その80万円はどこから工面しているのでしょうか。

それは他の被災箇所の修理費を過剰に見積もりし、保険会社に申請して余剰の80万円を工面しています。いわゆるボッタくりです。あなたがボッタくられるわけではなく、保険会社がボッタくられるわけなので、あなたは痛くも痒くもありませんがね。

しかし、数年後恐怖がじわじわとやってくるのでお気をつけください。

ここがポイント

  • 火災保険を利用すれば被災箇所を実質無料で修理することは可能
  • 無料外壁塗装は保険会社から保険金をボッタくらないと不可能
  • 外壁4面が飛散物で傷だらけなら4面の塗装は可能(現実的ではない)

虚偽の申請・不正申請で保険金返金

 過剰な見積もりを出す業者には依頼しないようにすればいいのかというと、そうではありません。過剰見積もりは問題ありません。

というと少々語弊がありますが、過剰すぎると保険金が下り無くなったり、あなたと調査会社共に保険会社から目を付けられ、ブラックリストに入ってしまう恐れがあります。

 しかし、現実は実際に掛かる修理費用よりも高めに見積もりをし、保険会社に申請するということが当たり前になっています。その理由として保険金が見積もり金額の70%や50%%しか下りない場合があるからです。

もし修理で100万円掛かるとして50万円しか保険金が下りなければ修理できないですよね。修理できないまま雨漏りなどが進行し、家がボロボロになっていく…ということは避けたいので、大概は高めに申請します。

 保険会社もこのようなことは認識、黙認しております。過剰な見積もりよりも重要な注意点が、申請する修理箇所の破損原因が「本当に自然災害が原因なのか」ということです。経年劣化で剥がれ落ちた屋根の漆喰を「この前の台風被害」と偽って申請すると虚偽の報告となります。また、波板の割れやその他破損も何でもかんでも「台風被害」とするのはよくありません。

このような虚偽の報告をし、火災保険の保険金を不正受給すると申請をした調査会社(申請サポート会社)が摘発されます。調査会社が摘発されると顧客名簿からあなたが特定され、あなたも摘発されます。そして不正受給と認められたら申請した保険金の返金命令がでますので返金しなければなりません。

つまり、詐欺罪は過剰見積もりよりも、被災日時や、自然災害でもないのに自然災害と申告する虚偽の申請が重要視されるのです。訪問販売業者や調査会社などから「台風被害だと保険会社には伝えてくださいね」と言われたら疑ってください

 そして、調査会社が作成した見積もりと写真付きの報告書をチェックするようにしてください。本当に自然災害が理由で破損したという根拠があるのかどうか、ただの劣化ではないのかなどをチェックし、劣化なのに自然災害と申請しようとしている場合は申請自体キャンセルするようにしてください。

あなたの身はあなたで守ってください。見積もりや報告書が分からない場合は近くのリフォーム会社や火災保険のことを知っている工務店などに相談するようにしてください。大阪であれば当社に連絡をいただけたら相談には乗ります。

ここがポイント

  • 過剰見積もりは一般的によくされており、保険会社も黙認している
  • 過剰見積もりよりも、被災日を誤魔化すことはいけない
  • 単なる劣化なのに、台風被害と偽って申請することが最もいけない
  • 「保険会社に台風被害と伝えてください」という業者は詐欺業者確定