「キッチンの位置を替えて対面キッチンにしたい」

「広々としたLDKにしたい」

など、リフォームを考えている方は夢いっぱいの理想を思い描いています。

 しかし、マンションや戸建て住宅はそれぞれ構造上理想の間取り変更リフォームができないことが多いので、どのようなリフォームができないのかを説明していきます。

あなたのお悩み
  1. 広々としたLDKに間取り変更したい
  2. キッチンを対面キッチンに間取り変更したい
  3. 子供が増えたので間取り変更して1部屋増やしたい

マンションの間取り変更上の制限

 戸建てとマンション、どちらが間取り変更しやすいかというと、一概には言えません。

 マンションはマンション自体の大きな柱と梁、そして体力壁(鉄筋コンクリートの壁)で地震などの力に耐えているので、マンションは部屋の壁を全て取って一部屋の大空間という間取りに変更することも可能です

 しかし、マンションはパイプシャフト(図面でPSと表記)は移設することができませんので、トイレの位置や洗面台の位置を変更することが困難です。床を上げて、床下で配管を行うこともできますが、排水管の勾配の問題があるので、キッチンなどを移設できる範囲が限られてきます。

 マンションは間仕切壁の形や間仕切り位置など間取り変更は自由で、好みの形の部屋にすることができる一方、水廻りを間取り変更しにくいという欠点があります。

戸建て住宅の間取り変更上の制限

 戸建てとマンション・どちらが間取り変更しやすい?一方戸建て住宅は、キッチンやトイレなど、水回りの移設は容易となります。

 しかし、戸建て住宅は木造住宅である場合、二つの隣り合った部屋を一つにして、広々としたリビングにする間取り変更は困難です。部屋と部屋の間の間仕切り壁の柱は、大抵上階の重さを支える為に大きな梁が入っていることが多いのです。

 その梁を支える為にも、間仕切り壁の柱は抜けないのです。抜けるか抜けないかは、抜きたい柱にどのような力がかかっているかを現地や図面で判断します。

 抜きたい柱の上が、ただの部屋の床を支えているだけであれば柱を抜いて梁を補強すれば良いだけですが、抜きたい柱の上にも同じような間仕切り壁がある場合、屋根の重みも支えていますので、このような場合は抜きたい柱は抜くことができません。

 かなり抽象的に書きましたが、抜きたい柱がどのような力を支えているか判断し、柱を抜いた後の梁のスパン(柱から柱までの長さ)や梁の高さを確認してから最終判断するようにします

 戸建て住宅は柱と梁で囲まれた空間を「1部屋」とすることが多いので、8畳2室を6畳3室に変更することは、基礎、柱、梁を追加しないといけないので容易ではありません。

 こう考えるとマンション、戸建て住宅のどちらがいいかも一概には言えませんよね。


まとめ
  1. マンションは間仕切壁の位置は自由=部屋のサイズ、間取り変更は自由に
  2. マンションはPSはどうしても動かせない
  3. 大概のマンションは洗面台、キッチンの移設なら可能
  4. マンションはスペースにゆとりがあれば、ユニットバスを広げることもできる
  5. 戸建ては水廻りの移設は容易
  6. 戸建ては大空間を作り出す間取り変更は困難な場合が多い
  7. 戸建ては2室を3室に間取り変更することは困難